【後々困らないために】実家のモノと財産の引継ぎについて考える

こんにちは!
不用品回収・片付け・整理業 長野県松本市 ホームサービス松本店です。

日頃より弊社に片付け依頼をしていただき誠にありがとうございます。

家族のために、後々の問題を避けるためにも、実家のモノと財産の引継ぎについても考えることは重要です。
親が亡くなった後、財産やモノに関するトラブルが生じることを避けるためにも、生前に適切な手続きを進めておくことが必要です。

この記事では、「実家のモノや財産の整理」について、具体的なアドバイスをご紹介します。
親との関係や家族構成に応じて、適切な引継ぎ方法を模索し、円満なコミュニケーションを行うためのポイントを解説します。

実家の片付けを長年引きずっている方の手助けになれば幸いです。

◆ モノの引継ぎは昔話を聞くこと

親にとって思い入れのあったモノを残すためには?

生前に行うべき引継ぎのひとつは、「大量にあるモノ」です。

実家の片付けは、ひとつの側面から見ると、膨大な量のモノを処分することです。
それも99パーセントを捨てるという特殊さがあります。
しかし、モノの量にだけ目を向けてしまってはいけません。

「大切なのは量ではなく質」ですので、モノの引継ぎは、遺品の持ち主であり、片付けの主語である親の意向をどれだけ引き継いでおけるかが、もっとも重要なポイントになります。
すなわち、「質とは親から子への引継ぎ」
生前のコミュニケーションと肝に銘じましょう。

モノを視点にしたコミュニケーションをとる

具体的には、昔話を聞くだけでOKです。
おのずとモノにまつわる親の思いが伝わってくるはずです。

なんでもないことのようですが、モノを視点に親と生前のコミュニケーションをとっておくと、それだけでも遺品整理の際に残すモノが変わってきます。

子ども

このソファは、だいぶ年季が入っているよね。昔からあるけど、いつ買ったものなの?

このように聞けば、親のソファへの思いが話題になります。

この家を建てたとき、本当は予算がいっぱいいっぱいで、家具を新調する余裕がなかったんだ。
でも、どうしても居間にはソファが欲しいなぁと思ってね。
ちょうどお前が生まれる前かなぁ。安売りでこれを見つけたんだ。うれしかったなぁ。
高そうに見えるけど、実はそんなにはしなかったんだよ。

この会話をしておくと、亡くなった後にソファを捨てることに迷わなくて済みます。
親にとって、豊かさの記憶と思い出が詰まったソファですが、そんなに価値があるものでもないし、子どもに残したいほどのモノでもないということが分かるからです。

モノの引継ぎができていれば、たとえ気持ちではまだ親の死を受け入れられていなくても、捨ててもいいモノが分かります。
すると、それが背中を押すことで片付けの最初の一歩を踏み出すことができるのです。

◆  財産の引継ぎは「相談」で

親の財産がどこに どれだけあるのか把握する

親が亡くなった際、相続にも関連する重要な問題が「財産」です。

現金・通帳・貴金属・価値のある美術品など、お金に換金できるモノから別荘といった不動産など、どれだけの財産を、どこにいくら持っているのか?

これは、避けては通れない問題です。

しかし、これら財産について、親自身も正確に把握していないことがあります。

わかりやすい例が、「銀行の通帳」です。

ふだん使っている銀行であれば、通帳と印鑑の場所は決まっているでしょう。
しかし「問題はそれ以外の銀行口座」です。
残高は大したことはないかもしれませんが、財産であることに間違いありません。
困るのは、そうした銀行通帳の存在を、親自身も忘れてしまっていることが多いということです。

銀行の場合は10年、ゆうちょ銀行の場合は5年以上たったもののうち、預金者と連絡がつかない「眠っている」銀行預金のことを「休眠口座」と呼びます。
その金額は、日本全体で毎年800億円以上になると言われています。
実家には、この「休眠財産」になってしまっている通帳が、どこかに潜んでいる可能性があるのです。

財産の保管場所を聞き出す魔法のことば

生前に、本人すら忘れている可能性のある財産の保管場所を確認し、聞き出す必要があります。
そのための効果的な方法は、「相談」です。

子ども

私の家では、通帳は書斎の引き出しの中に。印鑑は台所に置いているんだけど、それで大丈夫かなぁ?
お父さんはどうしてるの?

と持ち掛けるのです。

自分のことを相談して、助言を求めるのです。

相談されれば親としても嬉しいですから、「うちはこうしてるよ」、「現金はここに置いているよ」といったアドバイスをしてくれます。
すると財産の引継ぎができるわけです。

さらには、親子で財産管理について、相談という形でコミュニケーションをとるうちに、忘れていた財産、例えば古い通帳のことを親が思い出すきっかけにもなるものです。
そのほか、現金以外の財産についても相談の中で聞いてみるといいでしょう。

何年も実家に帰らず親と会話をしていない子どもがいきなり、「通帳はどこに置いてるの?」など聞けば、「財産目当てで帰って来たのか!?」と受け止められかねません。
日頃から親とコミュニケーションをとっておくことが大事ですね。

【出典】著者:内藤久 図解 親ともめずにできる これがリアルな実家の片付けです。 ディスカヴァー,2017,P.32  

                                                                                                                                                                                                

◆ まとめ

今回は、「後々困らないために、実家のモノと財産の引継ぎに」についてご紹介しました。

今回のポイント

  • 親の昔話を聞いてコミュニケーションを取る
  • 親の話を聞いてあげたあと子どもが捨てるモノを判断すればよい
  • 親自身も忘れている財産がないか確認する
  • まずは自分の話をして、相談を持ち掛ける

実家や空き家の片付けをしたいが、両親が使っていた家財道具が多すぎて何から始めていいのか判らない・・・ズルズル引きずってしまい、いつまで経っても片付けが進まない。

また、
ご自分で行えるか?
業者にお願いするべきか?など、
迷われている場合も、私たちが適切にアドバイスしますので、お気軽にお問合せくださいね。

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