【後々困らないために】人間関係と建物の引継ぎについて考える

こんにちは!
不用品回収・片付け・整理業 長野県松本市 ホームサービス松本店です。

日頃より弊社に片付け依頼をしていただき誠にありがとうございます。

親が亡くなったとき、私たちは悲しみと共に様々な問題に直面しますが、その中でも特に悩まされるのが「人間関係の引継ぎ」です。

生前お世話になった方へ連絡の際、親が生前に築いた交友関係を知らない子どもたちにとって大きな課題となります。
また、親の住んでいた家や土地の処理についても、どうするか決めなければなりません。

この記事では、親の人間関係や住まいの引継ぎについて、生前からどのように準備をすすめておくべきか?
その具体的な方法、建物の引継ぎをして空き家にしないポイントをご紹介します。

「備えあれば憂いなし」
親子のコミュニケーションを通じて、将来の不安を少しでも軽減するためのヒントをお伝えします。

実家の片付けを長年引きずっている方の手助けになれば幸いです。

◆ 人間関係の引継ぎは待ったなし

緊急連絡先を聞いておく

親が亡くなったときに、一番最初に困るのは、「葬儀に誰を呼んで、誰を呼ばないか」です。

離れて暮らしていて、いざ親が亡くなったときに、必ず遺族が直面する問題です。
親の生前の交友関係は、子どもにも分からないものです。
親戚はまだしも、会社関係、趣味のサークル関係、最近になってお付き合いを始めた友だちとなると、皆目見当がつかないというのが普通です。

しかし、葬儀の際に必要な親の人間関係を知るためには、生前から親自身にリストを用意しておいてもらうしかありません。
ひとつは「エンディングノート」です。

呼んでほしい人、ほしくない人を、あらかじめリストアップしてあればベストです。
しかし、そのように親が自ら引き継ぐ用意をしてくれればいいのですが、そうでないとき、子どもからリスト作りを頼むのは抵抗があるでしょう。

そういった場合、有効なのは、「緊急連絡先」と言って、リストを作ってもらう方法です。
この緊急連絡先に選ばれるのは、いま現在 親が仲のいい身近な人たちです。
何かあったら連絡を取るべき人たちなのです。

会社関係・友人キーマンを押さえる

緊急連絡先がわかっていれば、いざ葬儀となったときに、最低限の人たちには伝わるはずです。
そして、友だちから友だちへ、かつての同僚から同僚へと連絡が回るでしょう。

では次に、葬儀後、親が亡くなったことを、今度は誰に伝えたらよいでしょう?

ポイントは、「キーマン」です。
例えば会社関係であれば、ひとりのキーマンの連絡先が分かれば、その人に連絡をして「お手数ですが、必要だと思われる方へご連絡いただけませんか?」とお願いをすれば、関係者に伝わります。

また、母親がよく一緒に旅行に行っていたお友だちであっても、キーになるひとりの連絡先が分かればいいのです。

そして、キーマンを聞き出すためには、やはり生前からのコミュニケーションが大切です。

子ども

「この写真に写っているお友だちは、どういう関係なの?

こうした会話から、親しいグループの中でも一番仲のいいキーマンが分かるからです。

◆  建物の引継ぎをして空き家にしない

「売るのか」「貸すのか」「住むのか」決める

リアルな実家の片付けとして、これまでは家の中のモノを中心にお話ししてきましたが、「引継ぎは建物や土地に関しても必要」です。

つまり、亡くなった後、「親が住んでいた家をどうして欲しいと考えているのか」また、「子どもはどうしたいのか」ということです。

離れて暮らす子どもが、親の死を機に実家に戻るというのも、ひとつの選択肢でしょう。
しかし、多くの場合、子どもは既に離れた場所で自分の生活を営んでいます。
そう考えると、現実的には「売却するか」「賃貸にするか」の二択と言えるでしょう。

建物の引継ぎは「空き家問題」に直接かかわる

「実家の建物をどうするか」あるいは「親はどうしてほしいと思っているのか」

これらは、案外見落とされがちですが、大切な引継ぎです。

生前に、「売却してしまってよいのか、賃貸にして建物は残したいのか」といったことを、親と話しておきましょう。
判断が楽になります。

子ども側の事情としては、子どもの子ども(孫)のことまで考え、ざっくばらんに自分たちの暮らしぶりと将来の予定を伝えるのがひとつの手でしょう。

子ども

いま住んでいる戸建ての家は、住宅ローンがまだまだ残っているの。
娘は遅かれ早かれ結婚して出ていくと思うし、夫も今の会社に定年までお世話になるつもり。
だから、当分実家に帰って暮らすことは考えにくいのよ・・・。

この家は父さんが建てたもので、このあたりに地元のしがらみがあるわけでもない。
だからお前たちの好きなように処分してくれて構わないよ。

こんなちょっとした会話ができていれば、仮に実家を解体し売却することになっても、罪悪感はずいぶん減るはずです。

「片付けよう、片付けよう」と前のめりになって、「この家、死んだ後にはどうするつもり?」と聞くのではなく、普段の会話の中で自然に話題にするだけでいいのです。
それだけでも、いざというときに「あぁ、そういうことを話していたな」と思い出すことができれば、建物を片付ける際の後押しとなってくれます。

【出典】著者:内藤久 図解 親ともめずにできる これがリアルな実家の片付けです。 ディスカヴァー,2017,P.38                                                                                                                                                                                                 

◆ まとめ

今回は、「後々困らないために、人間関係と建物の引継ぎ」についてご紹介しました。

今回のポイント

  • 何かあった場合の緊急連絡先は、葬儀の際にも役立つ
  • 各人間関係のキーマンの連絡先さえ押さえておけば、何とかなる
  • 親が実家の建物をどうしたいのかを知っておく
  • 土地や建物の引継ぎは、親の意向と自分の将来の予定を照らし合わせて考える

実家や空き家の片付けをしたいが、両親が使っていた家財道具が多すぎて何から始めていいのか判らない・・・ズルズル引きずってしまい、いつまで経っても片付けが進まない。

また、
ご自分で行えるか?
業者にお願いするべきか?など、
迷われている場合も、私たちが適切にアドバイスしますので、お気軽にお問合せくださいね。

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