【空き家問題の現実】放置された空き家の危険性とは?安全面からから考える

こんにちは!
不用品回収・片付け・整理業 長野県松本市 ホームサービス松本店です。

日頃より弊社に片付け依頼をしていただき誠にありがとうございます。

日本国内で増え続けている「空き家問題」は、日本全国で深刻な課題となっています。
総務省のデータによれば、2013年には全国で約820万戸の空き家が存在し、その数は今後も増加の一途を辿ると予想されています。

空き家の増加は、少子高齢化や核家族化といった社会的な変化と密接に関連しており、放置された実家が空き家となるケースが増えています。

こうした空き家は、ただの不動産の問題にとどまらず、安全面でのリスクを引き起こすことが多くあります。

この記事では、空き家が抱える「安全面」での問題点に焦点を当て、現実的なリスクとその解決策について考察します。
放置された空き家がどのような危険をはらんでいるのか、その背景と具体的な事例を通じて明らかにしていきます。

◆ 増え続ける空き家

放置された実家が空き家になる

「空き家」とは、誰も住んでいない住宅のことです。

総務省によると、2013年の時点で全国の空き家は約820万戸、全住宅の13.5パーセント、およそ7戸に1戸が空き家という状態です。

さらに野村総合研究所の試算では、2023年には空き家は1394万戸に増え、全住宅の21パーセントに達すると予想されています。

では、空き家はなぜできて、増え続けるのでしょうか?

その理由は、居住者がいなくなった後、売却も賃貸もされていないから。

つまり放置されたままの実家が増えていることが大きな要因です。

そして少子高齢化、核家族化によって、ひとり暮らしのお年寄りがますます増えています。

空き家予備軍の増加、なおかつそれらが放置される可能性が高いことから、10年後にはさらにぐっと増えると予想されるのです。

全面施行された「空き家等対策の推進に関する特別措置法

2015年5月に、危険な状態にある空き家の所有者に対し、市町村等の行政が修繕や撤去を命令できる「空き家等対策の推進に関する特別措置法」が全面施行され、各地で行政による取り組みが本格化しています。

この法律は、簡単に言ってしまえば、「危険な状態の空き家が放置されている場合、行政が持ち主を探して連絡をとり、なんらかの対応をするように指導できる」というものです。

たとえば戸建ての空き家の庭木が道路に伸びて、そこを通るクルマの邪魔をしている場合、事故を誘発する危険性があります。
あるいは、隣接する空き家が傾いて、大きな地震がきたら倒壊しそうだが、持ち主が分からないといった場合。
行政が必要だと判断すれば、持ち主を探して指導し、最終的には解体まで代執行ができるようになったのです。

また、不動産業者を仲介せず、「空き家を貸したい売りたいという所有者」と、「移住や定住を希望している人や在住の人」とのマッチングを行う、「空き家バンク」という仕組みを取り入れる自治体も出てきました。

一方で、「リフォームやリノベーションをして再活用」しようとする動きなどもあります。

空き家になった実家は不動産業者や自治体に相談しましょう。

Point

① 実家の放置によって空き家は今後も増え続ける

② 法令により、行政の取り組みが始まっている

◆  空き家が抱える問題【安全面】

空き家には持ち主が気付かない危険性がある

台風の季節になると、屋根の上のテレビアンテナが傾くことがよくあります。
当然空き家も同様です。
通常であればすぐに気が付いて、電気屋さんなりに修理を頼むところですが、空き家の場合は放置されることになります。
持ち主が知らないうちに、危険な状態を作っているのです。

もしもこの家に住んだままであれば、ご近所さんから指摘されたかもしれません。
しかし誰も住んでいなければ、客観的に安全面を考える視点が、どこにもないわけです。

このように、案外持ち主が気付いていない危険性が、空き家に潜んでいることがあるのです。

古い家屋には耐震性の問題がある建物自体も、老朽化に伴い、壁が崩れそうになったりしてくるものです。

心配なのは「地震」です。

近隣の人たちは、空き家のそうした危険に敏感ですが、持ち主が気付いていないケースが非常に多いのです。

築35年~40年くらいの戸建ての場合、自分が住んでいるのであれば、何らかの耐震工事をするはずです。
しかし、空き家として放置している戸建ての耐震工事をしたという話を一度も聞いたことがありません。

「自身が来たら危ないかもな・・・」とは思っているはずなのに・・・です。

しかし誰しも、そういう不測の事態のことを、常に考えたくはないもの。
ですが、近所に住む人たちはどうでしょう?

近所の方

あの家は危ないな・・・

という不安が常につきまとうわけです。
そこに、危険に対する温度差があります。

最近たまたまテレビをつけたら、「空き家問題」を取り上げていました。
番組では、市役所の人たちがパトロールをして、倒れそうな家屋や、通行の妨げになる庭木が伸びている住宅をチェックしている場面を映しだしていました。

空き家を放置することは、地域の安全面の問題に直結することが往々にしてあるのです。
空き家になった実家が、近隣の人たちに不安を与えていることを忘れてはいけません。

【出典】著者:内藤久 図解 親ともめずにできる これがリアルな実家の片付けです。 ディスカヴァー,2017,P.46                                                                                                                                                                                                 

実家や空き家の片付けをしたいが、両親が使っていた家財道具が多すぎて何から始めていいのか判らない・・・ズルズル引きずってしまい、いつまで経っても片付けが進まない。

また、
ご自分で行えるか?
業者にお願いするべきか?など、
迷われている場合も、私たちが適切にアドバイスしますので、お気軽にお問合せくださいね。

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