【空き家問題の現実】放置された空き家の危険性とは?治安面と資産価値から考える

こんにちは!
不用品回収・片付け・整理業 長野県松本市 ホームサービス松本店です。

日頃より弊社に片付け依頼をしていただき誠にありがとうございます。

日本全国で増え続ける空き家は、地域社会にさまざまな問題を引き起こしています。

空き家が放置されることで、治安の悪化や資産価値の低下が懸念されています。
2015年には東京都品川区で大規模な火災が発生し、空き家が原因となり周囲の建物にまで延焼しました。
このような火災だけでなく、空き家は不法投棄や泥棒の標的にもなりやすく、治安上の大きなリスクとなっています。

また、手入れが行き届かない空き家は周辺の地価に影響を与えることもあり、地域全体にとっても無視できない問題です。
本記事では、空き家の危険性を治安面と資産価値の観点から事例を交えて解説いたします。

◆ 空き家が抱える問題【治安面から】

不審火の火元になる危険

空き家は、ゴミの不法投棄をされる格好の場所です。
また、空き家で一番怖いのは火事です。

2015年6月に東京都品川区で大規模な火災が発生しました。
2階建ての空き家から出火し、周辺の建物、計6棟に延焼する火事が起きたのです。
ヘリコプターやポンプ車などが出動し、また平日の昼間だったため、すぐ目の前にある小学校の児童ら約400人が避難するという大きな事件になりました。
どうやら放火の可能性もあるようです。

※写真はイメージ

このように、空き家が火の元になる火災が、現実に起きています。

空き家はだいたいの場合、電気ブレーカーを落としています。
ですから、漏電などによって空き家そのものから火災が起きることは、まずないのが実情です。
近隣の方々がもっとも心配するのは、放火や不審火なのです。

しかし例外もあります。
2年間以上、空き家のままのお宅だったのですが、家の片付けができていませんでした。
そこで、持ち主の方が防犯のためのセンサーを玄関あたりにつけていました。
人が通るとピカッと光るものです。
ということは、このお宅は2年間、ブレーカーを落とさずに電気代を払っていたということです。
この場合、漏電等が火災の原因になる可能性があります。

泥棒に入られる

泥棒に入られた空き家には、これまでに何軒も遭遇しています。
空き家に泥棒が入った場合、持ち主への実害はそんなにないかもしれません。
しかし、心理的にはダメージを受けます。

さらに、近所の人々はどうでしょう?
すぐ近くの家に泥棒が入ったと知って、気持ちのいいわけがありません。

明らかに治安に問題があるところで暮らしたい人はいないでしょう。
不気味に思い、できれば引っ越したいと思うかもしれません。
しかし、持ち家であればそういうわけにはいかないのです。

Point

① 空き家が、不法投棄・不審火・放火などの元になる可能性がある

② 泥棒に入られる危険性がある

◆  空き家が抱える問題【資産価値の問題から】

手入れをしていない空き家があると地価が下がる?

近所に住む人たちが気にすることのひとつに、「ボロボロの空き家があるせいで、その一帯の地価が下がるのではないか?」という懸念があります。

これは完全にケースバイケースです。
その空き家の状況や立地などの条件によりますから、一概に「空き家があると地価が下がる」とは言い切れません。
しかし、実際にどうかは別として、近隣の皆さんに心配をかけているということは事実ですから、持ち主は考慮しておくべきでしょう。

例えば、あなたが戸建ての住宅を新築しようと土地を探している場合、すぐ隣に今にも倒壊しそうな古い空き家があったら・・・?
さらに、処分も決まっていないとしたら・・・?
その土地は選ばないのではないでしょうか。

そうした人間の心理面だけではなく、古い家は条例に接触する可能性があります。
「景観条例」と呼ばれるもので、かつてはあくまでも地方自治体による自主条例であり、強制力はありませんでしたが、2005年に全面施行された「景観法」により、実効性・法的強制力を持つようになりました。

自治体によって基準は異なりますが、空き家にしている実家が、街そのものの景観を著しく損なうと判断されることもあるかもしれません。
自分の実家がそのように判断されると悲しいですよね。

空き家には人の代わりに虫や動物が住む

案外見落としがちなのは、庭木の手入れの問題です。

樹木があれば枝が伸びますし、落ち葉も発生します。
よく目にするのは、柿やミカンのような実のなる樹木です。
空き家になっていますから、実は熟しっぱなしです。
そこにカラスがやってきます。
それに、落ちた果実が腐れば、においも発生します。
案外、樹木には管理する手間が掛かるのですが、何もせずに放置してあることが多いのです。

また、シロアリ、ネズミ、ゴキブリ、猫などの虫や動物が住みつくといったこともあります。
土地や建物、景観は、人が住んでこそ維持できるのです。

【出典】著者:内藤久 図解 親ともめずにできる これがリアルな実家の片付けです。 ディスカヴァー,2017,P.50                                                                                                                                                                                                 

実家や空き家の片付けをしたいが、両親が使っていた家財道具が多すぎて何から始めていいのか判らない・・・ズルズル引きずってしまい、いつまで経っても片付けが進まない。

また、
ご自分で行えるか?
業者にお願いするべきか?など、
迷われている場合も、私たちが適切にアドバイスしますので、お気軽にお問合せくださいね。

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