【実家片付け必読】なぜ親の家にはたくさんのモノがあるのか？
ホームサービス松本店
こんにちは！
不用品回収・片付け・整理業 長野県松本市 ホームサービス松本店です。
日頃より弊社に片付け依頼をしていただき誠にありがとうございます。
今回も「実家や親の家の片付けについて解説」をしたいと思います。
いざ実家を片付けようとしても、なかなか進まないものです。
片付けが進まない理由のひとつに「実家にたくさんのモノが多すぎて何から始めればいいのか分からない」というケースが多いですが、そもそもなぜ実家にはモノが多いのでしょうか？
実家にモノが多い理由を理解せず、親の考えや気持ちを受け入れないまま片付けを進めてしまうと、片付けが進まずトラブルになってしまうケースが多々あります。
この記事を読んで頂けますと、「実家のモノが多い理由とモノに対する考え方の違い」について理解が深まるでしょう。
実家の片付けを長年引きずっている方の手助けになれば幸いです。
◆ 親にとっては 古い家電のほうが便利がいい
お年寄りの家には、古い家電製品が残っていることが多いものです。
たとえば、洗濯機、テレビ、冷蔵庫、扇風機などです。
30年も前の型の扇風機を、いまだに親が使っているのを見ると、子どもとしては「いまどき、 もっといいものが安く売ってるんだから、こんなものをいつまでも使わなくたって・・・」と感じてしまいます。
しかし、親は古い扇風機に不便は感じていません。
また、ブラウン管式のテレビを、いまだに使っていることもあります。
「そんなに高いものじゃないんだから、新しい薄型のテレビに買い替えようよ」というのが、子どもの判断です。
ところが親にとっては、いまから新しいリモコンの操作を覚えたり、新しい機器の使い方を覚えるのは億劫なことなのです。
古いテレビのほうが慣れているので、使い勝手がいいわけです。
「十分使えるんだから、このままでいいじゃない？」
というのが親の判断です。
◆ 長年の習慣は簡単には変えられない
母親の聖域、台所の食器棚には、「いくらなんでも、こんなには使わないだろう」と思われるほどの食器がびっしりと並んでいることが多いものです。
たとえば来客用の揃いの食器セット。
現実には、年老いた親の家に、お客さんが大勢で訪ねてくることは、もうないでしょう。
それでも、おもてなし用の揃いの食器セットは、長年「いざ」というときのためにとっておいたモノです。
また、空き家の戸建ての特徴のひとつですが、9割近い確率で、押し入れの中に来客用の座布団や布団があります。
おそらくご本人たちも、お客さんが来ることはもうないだろうと、うすうすわかっているはずです。
しかしずっと昔、その家を建てたころから、来客用の寝具を用意しておくことが習慣になっているのです。
そうした長年の習慣は、なかなか変えられるものではありませんし、変えたくないという気持ちがどこかにあるのかもしれません。
そしてそれらのモノがあっても、いま現在生活をするうえで、 不便はないのです。
◆ 親の視点に立って実家のモノを見ましょう
【出典】著者：内藤久 図解 親ともめずにできる これがリアルな実家の片付けです。 ディスカヴァー，2017，P.20
◆ まとめ
今回は、「なぜ実家にはたくさんのモノがあるのか？」についてご紹介しました。
ポイント
- モノが多い背景にある親の心理を理解し、親の考えを尊重してあげる
- 使い慣れた古い家電品、モノが多くても親は困っていない
実家や空き家の片付けをしたいが、両親が使っていた家財道具が多すぎて何から始めていいのか判らない・・・ズルズル引きずってしまい、いつまで経っても片付けが進まない。
などでつまずかれている場合は、今回ご紹介した「実家のモノの多さの理由と、親の考えを理解してあげる」ことも、意識していただければと思います。
また、ご自分で行えるか？業者にお願いするべきか？迷われている場合も、私たちが適切にアドバイスしますので、お気軽にお問合せくださいね。
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